oinume journal

Scratchpad of what I learned

2016年に読んだ本

本当は「2016年に買ったもの」という記事を書こうと思ったけど、日用品以外で買ったものがあまりなかったので読んだ本(技術書以外)を晒してみる。

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか (朝日文庫)

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか (朝日文庫)

仕事でケアレスミスを連発していた時期になんとかせねばと思い購入。

  • 実際の事故を分析するには、原因の分類よりも原因の結合を考えるべき。事故は人間・機械・職場の態勢などが複合して起こる。
  • 決別遷移(事故につながる状態への遷移)を全て洗い出し、この決別遷移に至らないように予防する
  • 小さな事故が大きな事故に発展しないようにする

などなど。メモを見返すと本当に参考になる。

新版 大統領にしらせますか?

新版 大統領に知らせますか? (新潮文庫)

新版 大統領に知らせますか? (新潮文庫)

昔よく読んでいたジェフリー・アーチャーの小説。知人と昔好きだった作家の話になり懐かしくてつい購入。息もつかせぬ展開でおもしろい。

学力の経済学

「学力」の経済学

「学力」の経済学

話題になっていたので読んでみた。

  • ご褒美で釣るのはいいのか悪いのか?
  • 褒めてのばすのは本当にいいのか?
  • テレビやゲームは学力に悪影響があるのか?

などなど、気になるトピックがたくさんあって今後の子育てをする上でめちゃめちゃ参考になった。

池上彰の「日本の教育」がよくわかる本

池上彰の「日本の教育」がよくわかる本 (PHP文庫)

池上彰の「日本の教育」がよくわかる本 (PHP文庫)

子供が生まれたせいか、最近教育業界が気になるので購入。日本の教育回りの仕組み(学校、教育委員会、日教組)がわかりやすくまとめられていてよかった。海外との比較もされていて、例えば、教育大国のフィンランドの給食はパンとスープだけなのに、日本の給食は栄養バランスがよく考えられていてすごいらしい。

週刊ダイヤモンド 2016年11/12号

週刊ダイヤモンド 2016年11/12号 [雑誌]

週刊ダイヤモンド 2016年11/12号 [雑誌]

「疲労の正体」という特集が気になったので購入。

  • 疲労の正体は乳酸ではなく活性酸素。人間は細胞内で酸素を燃焼させてエネルギーにするが、この時生成される副産物が活性酸素。運動などによる負荷の場合は筋肉の細胞が、ストレスなど精神的な負荷の場合は脳や神経細胞がダメージを受ける。
  • 疲れているのに眠れない、は自律神経中枢の機能の乱れ。自律神経は緊張、運動、覚醒機能を司る交感神経と、リラックス、休息、睡眠機能を司る副交感神経の二つで構成され、スイッチすることで体内のバランスを保っている。昼間は交感神経、夜には副交感神経に切り替えるが、ストレスや明るい光にさらされると副交感神経に切り替えられずに疲れているけど眠れないという状況になる。
  • 好きな趣味ややりがいのある仕事をしているときは疲れを感じない。これはやりがい、達成感、喜びを感じていると前頭葉が疲労伝達物質をかき消してしまい、疲れを感じなくなってしまう

暴露:スノーデンが私に託したファイル

暴露―スノーデンが私に託したファイル―

暴露―スノーデンが私に託したファイル―

NSAやCIAで働いていたエドワード・スノーデンが暴いたNSAによる国民監視について、膨大な資料をまとめたもの。シチズンフォーという映画を見て、とても面白かったのでこの本も読んでみた。映画は2時間という時間の制約上あまり語られていなかった監視の実態が淡々と書かれている。FacebookやGoogleやMicrosoftがNSAに協力してバックドアを仕掛けたり、自社のサーバーにNSAがアクセスできるようにしているらしい。もうインターネットが信じられなくなった。

シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)

シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)

  • ローラ・ポイトラス
  • ドキュメンタリー
  • ¥2000