Ubuntu Linux 9.04(Jaunty Jackalope) のサーバ版をインストールした直後にやっておくべき作業の4つを覚え書きとしてまとめておきます。
IPアドレスを固定に
サーバ用途でDHCPというのはありえないので、固定IPに設定します。/etc/network/intafacesをエディタで開いて、まずDHCPでIPが自動に割り振られないように下記をコメントアウト。
iface eth0 inet dhcp
↓
#iface eth0 inet dhcp
さらにstatic IPの設定をします。下記設定は私のネットワーク環境での設定なので、実際のIPアドレスなどはご自身のものに読み替えてください。
iface eth0 inet static # インタフェース名 eth0 を設定
address 192.168.1.2 # IPアドレス
netmask 255.255.255.0 # ネットマスク
network 192.168.1.0 # ネットワークアドレス
broadcast 192.168.1.255 # ブロードキャストアドレス
gateway 192.168.1.1 # ゲートウェイアドレス
終わったらネットワークインターフェースを再起動します。
$ sudo /etc/init.d/networking restart
パッケージのアップデート
リリース直後にディストリビューションを新しいバージョンにアップデートした場合を除いて、パッケージが多々更新されているのでアップデートしておきます。
$ sudo aptitude update
パスワードなしで sudo できるように
セキュリティ的には良くない設定ですが、sudo する際にパスワードを入力するのは面倒なので、特定のアカウントだけパスワードなしで sudo できるようにします。
$ sudo su -
# export EDITOR=vi
# visudo
して
accountname ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
を追記します。accountnameのところは自分のものに読み替えてください。また、
%admin ALL=(ALL) ALL
となっているところはコメントアウトします。なお、デフォルトだとエディタがnanoになっているので、export EDITOR=vi して visudo した時に vi が立ち上がるようにしています。
不要なdaemonを止める
まず /etc/init.d/ 配下のdaemonの起動を制御する sysv-rc-conf というパッケージを入れておきます。
$ sudo apt-get install sysv-rc-conf
そして
$ sudo sysv-rc-conf
で起動して、不要そうな daemon で X の目印がついているところを SPACEキーで X を外します。私は以下のdaemonを止めました。
- acpid: 電源やバッテリー関連のデーモンでサーバ用途には不要だと思われます
- atd: atによってキューに入れられたジョブを実行します。必要ないので停止しましょう。
- dns-clean: よくわかりませんが pppconfig パッケージに含まれているものなので、止めました。(ルータとしては使用しないため)
- dovecot: popは利用しないので停止